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2019年7月9日 オーストリア・ヨーロッパ関連
【参加者募集】オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019出展企業・団体を部門別にご紹介~後編~
今秋のオーストリア林業機械実演会Austrofoma2019の出展企業・団体の一部ではありますが部門ごとに少しご紹介するコーナーの後編です。
伐木部門
日本ではオーストリアのハーベスタと言えばKonrad社のWoodyが既に各地で導入が進んでいます。オーストリアには他にもハーベスタを開発、発売してるメーカーがあり、その中からneuson社、HEME社、TAPIO社、ecoforst社と日本にはタワーヤーダが導入されているTST社が出展予定です。ドイツからはMHD-Forsttechnik社、Log Max社、Hohenloher Spezial-maschinebau社が、スウェーデンからはGREMO社が、チェコからはStrojirna Novotny社が今回のAustrofoma2019に出展予定です。
特徴のあるところでご紹介すると、まずはneuson社でしょう。操縦席が山の傾斜に合わせてボックスごと動くことにより、傾斜地でのベースマシンの転倒を軽減することによりハーベスタでの伐木の範囲を広げ、伐木による事故の軽減に貢献しています。ecoforst社のハーベスタと無人ウィンチ付きスキッダーT-winchの提案もユニークです。この無人ウィンチ付スキッダーはリモコン操作で林内を移動します。ウィンチで時にはスキッダーとして原木丸太を林内から運び出したり、また傾斜地でハーベスタによる伐木を行う際にベースマシンをウィンチで固定して使えます。このようなリモコン操作による無人ウィンチ付スキッダーはドイツのPfanzelt Maschinenbau社からも開発、発売されています。
neuson社の操縦ボックスが動くハーベスタ。日本の傾斜にも対応出来るか見てみたい製品。
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無人ウィンチ付スキッダーでPonsse社のハーベスタScorpionを固定して作業をする様子
無人ウィンチ付スキッダーは林内から原木丸太を運び出すことも可能(写真はPfanzelt社の無人ウィンチ付スキッダー)
時にはレスキューにも用いられる
TAPIO社の尺取りタイプのハーベスタ
日本の林業現場では多用されてはいませんが、フェラーバンチャのメーカーであるオーストリアのWESTTECH Maschinenbau社、ドイツのBeha Bau&Forsttechnik社が出展予定です。線路沿いや幹線沿いなどで立木をしっかりと握り、安定した場所へ置く、立木を高い位置で切って下に下ろすような作業には適している伐木機械です。
WESTTECH社のWood Cracker
日本にゆかりのメーカー部門
日本にゆかりのあるメーカーも出展しています。Komatsu Forest社がハーベスタ、フォワーダを出展予定です。フィンランドのValmet社をKomatsuが買収したもので、ヨーロッパ、北米、南米、オーストラリアでの販売はありますが、現在日本での製品の販売はないようです。日本でも発売してもらいたいものですね。
クレーングラップル部門
トラックに搭載するHiabのクレーングラップルは日本でも各地で導入されています。また最近ではオーストリアのPalfinger社の車載搭載型グラップルが発売されています。今回のAustrofoma2019ではその他にオーストリアのPenz Crane社、Moser Kranbau社も出展予定です。
Penz Crane社のクレーングラップル
Moser Kranbau社のクレーングラップル
フォワーダ部門
Ponsse社とJohnDeere社の販売店、Komatsu Foret社とドイツのHohenloher Spezial Maschinenbau社、スウェーデンのGREMO社、チェコのStrojirna Novotony社が出展予定です。ドイツのHohenloher Spezial Maschinenbau社は急傾斜地対応型フォワーダを製造販売しています。
Hohenloher Spezial Maschinenbau社の急傾斜地対応フォワーダ。ウィンチで固定して安全を確保している。
林業関連用品部門
チェーンソーでは日本でも愛用者の多いHusqvarna社、STIHL社、チェーンソー防護衣料では日本でチェーンソー防護衣料の普及に貢献したオーストリアのPfanner社を筆頭に、フランスのFRANCITAL Environnement社、ドイツのPSS Pfeiffer Sicherheitssysterme社などが出展予定です。その他にも滑車、ワイヤーロープ、ホイールチェーン、斧、測量器具、GISなどのシステム、リモコンや基盤など各種の専門メーカーが多数出展予定です。また林業用品を幅広く扱う小売店ではProfiforst社、Grube社、Kox社が出展予定です。このような専門メーカーや小売店で意外と日本の作業現場ですぐに取り入れられる林業関連用品が見つかります。
団体部門
森林木材紙業協会、認証団体、教育機関、森林所有者協会、バイオマス協会など各業界を代表する団体が出展予定です。団体の方々からその活動やお話しを聞くことによりオーストリアの人たちの森林林業木材産業にかける熱い思いや期待、歴史や現状と課題を知ることが出来ます。
多種多様な林業に関連する製品が展示され、実演もされるオーストリア林業機械実演会Austrofoma。「これは何をするもの?」「これはどうやって使うもの?」「これは日本にもあるのかな?」「日本でもあったらいいな」と見ている内に時間が経つのも忘れてしまいます。
地域も国も大陸も違えば気候、風土、文化、習慣なども違います。でも、森林を育て、木を伐り、使うことは同じです。同じ仕事をするにも様々なやり方があることを実感し、新たな可能性を見いだす機会になるかもしれません。それは現地に行ってこそ出来る体験です。より多くの方にそんな体験をしていただけたらと思います。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019&オーストリア森林林業木材産業関連視察研修
期 日 2019年10月7日〜11日
参加費用 276,000円(日本~オーストリアの航空券含まず)
詳 細 http://sanyo-trade.com/news/austrofoma2019tour/3420/
お問い合わせ&お申し込み先
山陽商事株式会社 フォレスト・デザイン事業部
℡ 0868-26-1036 平日8:10-17:00