Sマネージャーの山日誌「キッス・ミー」


山で仕事をするようになって初めて野生の猿を見た。土場にはい積みした杉丸太の高みに猿は一頭だけでいた。小豆島の銚子渓で見た餌付けされた猿たちとは顔つきが違う、気がした。それからいよいよ仕事に立とうかというときに、久しぶりにアカショウビンが鳴くのを聞いた。ヒュルルルルという電子音のような鳴き声。

さらに仕事をしながら、アオバト、カケス、カッコウ、ウグイス、ハシボソガラス、までは聞き取れた。

親方が「キッス・ミー」と鳴く鳥は何だったろうかと言って、そのときはわからなかったが、あとで調べたらタカの仲間のサシバのようだ。昔はよく聞いたが、いまでは聞かれなくなったとのことである。

山陽商事株式会社

斉藤純一マネージャー

2017年6月26日 Facebookへの投稿より

 FD現場写真