【催行決定】Austrofoma2019出展企業紹介〜これは一体何をするものだろう?Maxwald社編〜


4年に1度開催されるオーストリア林業機械実演会Austrofoma2019には8か国から150の企業と団体が出展予定です。

 

150の企業と団体を全てご紹介することは出来ませんが、何社か随時ご紹介して行きたいと思います。

今回は「これは一体何をするものだろう? Maxwald社」編です。

 

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上記の写真はMaxwald社のホームページに掲載されていたものです。

Maxwald社は1771年に鍛冶屋として創業し、現在のエリザベス社長で11代目になります。

 

Maxwald社長

(赤いスカーフがエリザベス社長)

 

ディスクブレーキを専門としてウィンチの開発を半世紀以上に渡って手掛けてきました。

他社が次々に大型林業機械を開発、発売する中で一貫して農家林家、小規模な森林所有者向けのシンプルで安全に配慮された機械装置を開発し続けています。三重県の速水林業代表の速水亨氏が推奨され、ご自身も購入された簡易な架線集材機は、トラクターにウィンチを付ければかなり大きな原木丸太まで集材が可能です。農家の人たちが家族だけで大きな経営負担もなく、自分の所有林から原木丸太を出材することが出来ます。

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さて、本題の写真の赤い物に戻ります。

それを使った伐倒の動画が下記です。

 

 

おわかりになりましたか?

下記の図面と写真をを見ると意図するところがわかると思います。

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そう、言うなれば「クサビ」なんです。

上についている蓋のような物が少し傾斜しているので、伐倒したい木に入れて切ることにより倒したい方向に木が倒れることをめざしているようです。

 

使える使えないは別としてこうした現場の人が少しでも安全に安心して作業が出来る製品、些細なものかもしれないけど開発しようとしているMaxwald社のような取り組みがオーストリア林業の強みの一つではないでしょうか?

 

オーストリア林業機械実演会Austrofomaの醍醐味はこうした見落とされがち、些細だと切擦れられがちなポイントに焦点を当てた製品を見つけられることです。その発見は実際に自分の目で確かめて、触れてみてでしか出来ません。是非今年の秋はそんな小さな発見を探しに行きませんか?

 

【催行決定】

オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019&オーストリア森林林業木材産業関連視察

期間 : 2019年10月7日〜10月11日

費用 : 276,000円(日本・オーストリア間の航空券は含まず)

詳しくは下記までご連絡下さい。

山陽商事株式会社 フォレスト・デザイン事業部 ℡ 0868-26-1036 平日8:10-17:00

http://sanyo-trade.com/news/austrofoma2019tour/3420/