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2019年7月3日 オーストリア・ヨーロッパ関連
【参加者募集】オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019出展企業・団体を部門別にご紹介~前編~
今秋のオーストリア林業機械実演会Austrofoma2019の出展企業・団体の一部ではありますが部門ごとに少しご紹介したいと思います。
トラクター活用部門
オーストリアではアタッチメントの取り換えで農業用、林業用の両方に使えるトラクターが広く活用されています。集材に使われるウィンチ、運材のための木材搬出カート(トレーラー)、スキッダーを製造するメーカや販売店がかなり出展予定です。
トラクター用ウィンチ Tiger Seilwinden&Maschinenbau社(オーストリア)
木材搬出カート STEPA Farmkran社(オーストリア)
スキッダーMaxwald社(オーストリア)
大型の林業機械だけでなく、身近にあるものを活用しながら家族や兼業でも林業が無理なく出来ることがオーストリアの原木丸太生産を支えているのでしょう。
チッパー/薪割機部門
バイオマス発電でも有名なオーストリア。今回もそれに関係するチッパー、ボイラー、薪割り機のメーカーがかなり出展予定です。
チッパー JENZ(ドイツ)
チッパー搭載型トラック Albach Maschinenfabrik社(オーストリア)
薪割機 Binderberger社(オーストリア)
種苗部門
オーストリアでも皆伐跡地が全て天然更新出来るわけではありません。例えば、先代の樹木があまり優良でなかった場合や天然更新の出来が悪い場合には植栽も行います。植栽について、国の方で標高、土壌などで22の地域に細分化していて、その地域から採取した種子の苗しか植栽することが出来ません。地域ごとに母樹となる樹木を探し、種子を保管しておく必要があります。オーストリアでは挿し木はほとんどなく、実生が主流です。注文から発注までコンテナ苗でも約2年が必要だと言われています。オーストリアではコンテナ苗、裸苗ともに生産されています。今回はコンテナ苗では弊社がコンテナ育成用容器やコンテナ植栽器具ディブルを販売しているLIECO社とMurauer Forst pflanzen社が出展、裸苗ではForstbaumsculen NATLACEN社とBFZ- Bauerliche Forstpflanzenzuchter社が出展します。
22の地域に分割
Forstbaumsculen NATLACEN社は若い女性社長を中心に裸苗を生産している。
架線集材、タワーヤーダ部門
タワーヤーダでは、コンラッド社、コラー社、マイヤーメルンホフ社、TST社と言った日本にも導入されているメーカー以外にイタリアのValentini社の販売店、スロベニアのTajfun Planina社が出展予定です。
タワーヤーダ Valentini(イタリア)
簡易な架線集材機ではブログ「【催行決定】Austrofoma2019出展企業紹介〜これは一体何をするものだろう?Maxwald社編〜」で紹介したMaxwald社、集材機ではブログ「【オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019情報】〜今年のトレンドを探る~」でご紹介したSeik社が出展予定です。今回はスイスのWyssen社、オーストリアのGantner-Cable社はメーカーとしての出展予定は残念ながらないようです。
集材機 Wyssen(スイス)
集材機 Gantner-Cable社(オーストリア)
後編に続く
【7月末締切 参加者募集】オーストリア林業機械実演会Austrofoma2019&オーストリア森林林業木材産業関連視察研修
期日:2019年10月7日~11日
参加費用: 276,000円(日本=オーストリアの往復航空券は含まず)
詳細 http://sanyo-trade.com/news/austrofoma2019tour/3420/
お問い合わせ&お申込み先
山陽商事株式会社 フォレスト・デザイン事業部
℡ 0868-26-1036 平日8:10-17:00