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2016年4月19日 スーパー繊維ロープ/林業集材用繊維ロープ・エースライン
被膜タイプの繊維ロープについて(Teufelberger社 オーストリア)
最近、繊維ロープの使用が林業の現場で広がりを見せており、弊社への問い合わせも徐々に有りがたいことに増えてきています。
繊維ロープのメリットについては弊社のホームページの研究レポート結果
(http://sanyo-trade.com/wp-content/themes/sanyo/madia/H20reportrope.PDF)にも挙げている通り、
① 軽い
② ロープの扱いやすさの向上
③ トラブル処理の時間の短縮
があります。反対にデメリットとしては
① 摩耗に弱い
② 値段が高い
があります。ロープが滑車などの器具や地引で擦れることにより毛羽立ちが目立つようになり強度がどうしても低下します。そこで、滑車などの器具に擦れて摩耗する場合は器具の鋭角になった部分をコーティングするなどの対応したり、弊社のようにウィンチ集材での地引で擦れて摩耗する場合は長め(70m)を買って摩耗した先端を徐々に切って使用するなどの対応が行われています。
繊維ロープそのものを摩耗に対して耐久性を向上させた商品を発売している会社もあります。オーストリアのTeufelberger社ではウィンチ専用の繊維ロープ(ダイニーマ)をダイニーマで被覆した商品Winch Proを発売しています。
Teufelberger社は弊社が現在参加者を募集している世界最大の林業展であるドイツのKWF-Tagungに出展予定ですので、実際に展示会で商品をご覧になることが出来ます。
(世界最大の林業展inドイツ&オーストリアの最新の林業視察研修は下記をご覧下さい)
http://sanyo-trade.com/news/tourkwfandaustria-3/1787/
また、Teufelberger社は繊維ロープは先端が柔らかく取り扱いに手間取るため繊維ロープ専用の先端に取り付ける商品も開発し販売しています。
それでは、日本のメーカーでは同様の商品が製造出来ないのでしょうか?問い合わせをしてみたところ、製造は可能と言う回答を得ました。
ただし、デメリットとしては、
① 被覆されているので中のロープが切れていてもわからない(実績がない)
② 高価
が挙げられるということでした。