2016年10月13日 フォレスト・デザイン事業部

どうなるかと思いましたが。。。

新入社員の教育というのは多くの経営者が頭を悩ませられる課題の一つでしょう。

毎年何百人、何十人と採用している会社であれ、何年かに1人しか採用しない会社であれ、その命題は時代とともに変化して行くのではないかと思います。

弊社にも昨年は1月に中途採用で1名、4月に高卒1名が入社しました。

それぞれに個性があり、それぞれに得手不得手があり。。。それぞれに注意しなければいけない点があります。

いくつか職場を経験してきた中途採用は飲み込みも早く、要領もそれなりに言い分。。。すぐに飽きてしまってどこか飛んで行ってしまわないかという不安が付きまといます。

かたや高卒君は。。。一年前はどうなることかと思いました。

体のあちこちが痛くてお休み、夏バテでお休み。。。仕事の方もおぼつかなく。。。

11人兄弟の3番目で下の兄弟の世話に手を取られ学校の勉強も疎かだったのでしょう。

どうしたら一人前に育つのか、試行錯誤の日々が続き気が付けば入社してから半年が過ぎました。

今年の夏は夏バテで休むこともなく、あちらが痛いこちらが痛いと言うことも少なくなりました。

現場でもかなり太い木まで一人で伐倒出来るようになり、諸先輩から見れば「まだまだ」ですが、

彼なりにゆっくりとした歩みを進めてきたことがわかります。

過日福知山で行われた森林・林業・環境機械展2016では日頃使っている林業用繊維ロープをお客様に彼なりの言葉で日頃の経験を話す姿が印象的でした。

基本的な作業の流れを覚える、植生について覚えるなどなど課題は山積しています。

それでもこれからも彼なりのスピードで成長し続けてくれればと母の気持ちで見守りたいと思います。