made in 津山


弊社フォレスト・デザイン事業部のある岡山県北東部は日本でも有数のヒノキの産地として知られ、日本屈指のヒノキを専門とする高い加工技術を持った有名な製材会社があります。ヒノキと言えば香りの良さ、見た目の色の美しさから高級材で値段が高いと言うイメージで、以前は某木造住宅メーカーが「桧フェア」をすれば契約数が増えたほどでした。しかし、近年では日本の中でも原木丸太が売買される市場でのヒノキの単価が他地方に比べて高いと言われた岡山県北東部美作地方でもスギより若干高いか同じぐらいで安くなってしまいました。( ノД`)

 

ここ最近は電気の小売り自由化に伴いバイオマス発電用の資材やCLTと言う新しい建築用資材の原料として国産材が使われるようになりました。このような新規の需要、大量需要は有り難いことですが、値段が安く助成金なしでは山で木を切って需要先まで出荷する費用も賄うことが出来ないため、地域の経済基盤の強化には至っていません。疲弊する地域経済の立て直しは待ったなしで緊急を要します。地域の山林を所有する森林所有者の収入となり、助成金の有無に左右されず、地域経済の基盤となるにはやはり市場のニーズに合わせた特色ある高付加価値をつけたオリジナリティーのある商品を開発し展開していく必要があります。

 

津山市では地域の高い技術を生かしてブランド化し、全国に発信する「made in 津山」プロジェクトを立ち上げ推進しています。

 

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津山地域は古くは中国山地の鉱山を由来とする金属産業が盛んで、その中でもステンレス産業は全国の工場やインフラを支えています。そのステンレス加工の企業間の連携を強化し、今後は金属の精製から加工までを一貫して行う次世代金属産業をステンレス・メタルクラスターと位置づけ地域の進化につながるような仕組みづくりが行われています。

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高級アパレルをはじめとする縫製産業では高級ネクタイ「SHAKUNONE(笏の音)」が昨年、大人のための本物のジーンズ指向する内田縫製が本年、それぞれ自社ブランドを立ち上げました。

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そして、弊社フォレスト・デザイン事業部が携わる豊かな木材資源を用いた木材関連事業も津山地域を代表する産業です。その木材関連産業でも長年培ってきたヒノキの高い加工技術とブランド力を生かした商品が開発されつつあります。その一つがヒノキを使った「ヒノキッチン」です。また、置くだけでリフォームが完了し、高い断熱性で足元を守る「ひのきの断熱フローリング」が誕生しました。他にもヒノキを使った新しいプロジェクトが産声を上げようと地域の企業が連携して自分たちの得意分野の力を出し合って試行錯誤しています。弊社フォレスト・デザイン事業部も地元企業として「made in 津山」へ今後は惜しみない協力をして津山地域の振興に役立てればと思います。

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