大きいコンテナか、小さいコンテナか。。。オーストリアの先輩の経験から


昨今、急激にコンテナ苗の普及が進み、1年ほど前からコンテナ苗育成用マルティキャビティコンテナへのお問い合わせが増えてきました。

特に多いのが150㏄クラスのコンテナ苗育成用容器についてです。

 

弊社では、2015年よりオーストリアのコンテナ苗大規模生産会社であるリエコ(Lieco)社製のL-15コンテナ苗育成用マルティキャビティコンテナ(15穴 穴の径 7㎝ 深さ10㎝ 約385CC)の販売をしています。

コンテナ

 

リエコ(Lieco)社は1985年にリヒテンシュタイン公国の皇太子の基金によって設立された会社です。現在毎年700万の高品質な苗をオーストリアとドイツを中心に販売しており、そのシェアはオーストリアの21%にも達します。

2018-2019カタログ表紙

 

リエコ(Lieco)社でも以前はL-15よりかなり小さいL-40(40穴 穴の径4㎝ 約100㏄)コンテナ苗育成用マルティキャビティコンテナを使ってコンテナ苗を製造、販売していましたが、近年L-40 の生産は中止となりました。日本の現状を話し、小さめのL-40 コンテナ苗育成用マルティキャビティコンテナの生産を中止した理由を担当者に尋ねてみたところ、快く返事をいただけました。

 

イグラー(Igler)生産部部長の話

小さいコンテナは1年~1年半の苗には問題がないが、オーストリアの森林にはそれでは小さすぎ弱すぎる。

我々は1年以上でより丈夫な苗を生産・販売するためにL-15を使うことにした。

 

 

ハルトライトナー(Hartleitner)業務部長の話

30年以上、L-40でコンテナ苗を生産したがよくなかった。

我々の顧客ではL-15で生産したコンテナ苗の方がより上手くいっている。

より強い苗と根のおかげだ。

 

果たして日本では10年後、20年後、どういう結果が出るのでしょうか。。。

 

リエコ(Lieco)社製マルティキャビティコンテナへのお問い合わせ先

山陽商事株式会社 フォレスト・デザイン事業部

☎ 0868-26-1036

✉ tsuyama-maerin.sanyo@nifty.com

 

【ヤフーショッピンでもご購入いただけます。】

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